【休みは多い?】消防士の休みのサイクルについて徹底解説!【休暇は取れる?】これを知ることでプライベートも充実した生活をおくれる知識!
こんにちは
今日は休暇って取得できる?消防士って休み大丈夫?
今日の記事では、消防士の休み・休暇について徹底解説したいと思います。
・消防士の休みのサイクルはどうなっているのか?
・消防士の休みは多いのか?
・有給休暇は取りやすいのか?
・消防士の休みのメリット・デメリットは?
などなど、消防士の休み・休暇に関する疑問に答えていきます。
これから消防士を目指す方の参考になれば幸いです。
それでは、早速やっていきましょう!
消防士の勤務体制は交代制勤務である
「2交代制」
「3交代制」の他に、カレンダー通りに勤務する
「日勤」があります。
「消防隊」「救助隊」「救急隊」など現場の部隊配置につく消防士は
交代制勤務となります。
交代制勤務以外の予防課、総務課などの消防士は部隊配置につかず
、日勤が多いです。
ここでは、それぞれの勤務体制について解説していきましょう。
2交代制の休みのサイクル
二交代制は基本的に
当番→非番を3回繰り返すと2日休みがあるサイクルです。
二交代制の勤務サイクル例
当直→非番→当直→非番→当直→非番→休み→休み
当直日は朝8:30から翌日朝8:30まで勤務します。
8:30に勤務が明けた後は非番日となり、翌日の朝8:30にまた出勤します。
非番日は基本的に朝の8:30に勤務終了なので、それ以降はフリータイムです。
非番日は休みではないのですが、朝から24時間フリータイムなので、休みみたいな感覚になりますね。
当直日の夜は仮眠しかしていないので、非番日は眠いという欠点もあります。
3当直すると2日間休みなのですが、非番→休み→休みなので3連休みたいな感覚になります。
また、二交代制の場合は2ヶ月に一度、サイクルの休みとは別に「調整休」が3日間もらえます。
二交代制は厳密に計算すると完全週休二日制の「日勤」よりも休みが少なくなってしまうので、それを調整するために「調整休」があるのです。
3交代制の休みのサイクル
三交代制は
当直→非番→休みのサイクルを繰り返す勤務体制です。
3交代制の勤務サイクル例
当直→非番→休み→当直→非番→休み→日勤→当直→非番→休み
3交代制も2交代制と同じく、厳密に計算すると完全週休二日制の「日勤」よりも休みが少なくなってしまうので、月に数日「日勤」の日があったり、「調整休」があります。
3交代制の良いところは、
1当直すると確実に休みに入れるということですね。
二交代制は当直→非番を3回繰り返す必要があるので、3当直目はかなり疲労と眠気が溜まっています。
三交代は1当直すれば休みなので、疲労が溜まりにくいです。
また、1ヶ月に数日「日勤」があるのもメリットです。
日勤の日は「消防隊」「救助隊」「救急隊」など現場の部隊配置につかないので、
部隊配置されているとできない業務をしたり、休暇が取りやすくなったりするメリットがあります。
日勤の休みのサイクル
総務課、予防課、査察課などで勤務する毎日勤務の(いわゆる「日勤」)の消防士については、一般のサラリーマンと一緒で、カレンダー通りとなります。
基本的に土日祝日は休みで、他に年末年始にも休みがあります。
日勤の消防士のメリットとしては、以下が挙げられます。
日勤の消防士のメリット
・毎日自宅のベッドや布団で眠れること
・土日祝日休みなので家族と休みの予定を合わせやすいこと
・「消防隊」「救助隊」「救急隊」などの配置についていないため、有給休暇を取りやすいこと。
消防士は有給休暇を取りやすいのか?
交代制勤務の消防士は構造的に有給休暇を取りづらいです。
なぜかというと、
「消防隊」「救助隊」「救急隊」など現場の部隊配置につく消防士は
定員が決まっており、誰かが休んだとしたら必ず代わりの人を配置しないといけないからです。
私が若いとき、現場の消防士は本当に有給休暇がとりずらく、体調不良の時にしか取得できませんでした。
しかし
今は時代が変わってきており、現場の消防士でも年間10日以上は取得できるようになってきています。
また、「消防隊」「救助隊」「救急隊」などの配置についていない日勤の消防士は有給休暇を取得しやすいです。
日勤の消防士に部隊配置の定員は無いので、休んだとしても誰か代わりに配置する必要はありません。
私が現役の消防士だった数年前は、有給休暇は現場では10日前後、日勤の場合はほぼフルの20日取れるような環境が整っていました。
もちろん、各消防本部ごとに有給休暇の取りやすさは変わってくると思いますが、ご参考までに。
【交代制勤務】消防士の休みのメリット「平日に休める」
二交代や三交代で勤務する、交代制勤務で働く消防士の休みのメリットは、何と言っても「平日に休める」ことですね。
交代制勤務の消防士は、カレンダー通りではなく「当直→非番→当直→非番→当直→非番→休み→休み」などのサイクルで勤務しているため、平日に休むことができます。
平日休みというのはかなりのメリットがあります!
平日休みのメリット
・買い物、観光地などなど、どこに行っても空いている。
・旅行が安い。
・子供がいる場合は保育園、幼稚園や学校に行っているので、夫婦2人や1人の時間を楽しめる。
平日休みは本当に嬉しくて、観光地は空いているし、旅行は土日祝日に比較すると安いし、子育て家庭の場合は大人だけの時間を楽しむことが出来ます。
私は平日休みの時は、仕事が明けてからそのままジムに行き、帰りにちょっと良いランチを食べるなど、一人の時間を満喫していました。
平日休みのメリットは非常に多いので、「平日休み」に魅力を感じる方は消防士に向いているかもしれません。
交代制勤務】消防士の休みのデメリット「土日祝日・年末年始に仕事の場合がある」
これはメリットと表裏一体なんですが、土日祝日・年末年始を問わず仕事の場合があることですね。
子供や奥さんとの休みが合いませんので、遊び、旅行、帰省などの予定を合わせるのが大変です。
年末年始が仕事のサイクルに当たっていると、正月休みが無いということもあります。
ただ、土日祝日・年末年始が休みのサイクルになる場合もあるので「一ヶ月で一日も土日休みが無い!」ということはほぼありません。
交代制勤務の消防士は、土日祝日の休みを上手に調整して、家族と予定を合わせる必要があります。
まとめ
今日の記事では、消防士の休み・休暇について徹底解説しました!
消防士の休みについての解説まとめ
・二交代制は当番→非番を3回繰り返すと2日休みがあるサイクル
・三交代制は当直→非番→休みのサイクルを繰り返す勤務体制
・「日勤」の消防士には、一般のサラリーマンと一緒で、カレンダー通りの休み
・交代制勤務の消防士は有給休暇を取りにくい構造だが、今は年間10日前後は取得可能
・日勤の消防士は有給休暇を取りやすく、20日消費も可能
・交代制勤務の消防士は平日に休めるのがメリット。どこに行っても空いているし、旅行も安い。デメリットは土日祝日・年末年始などに仕事の場合があるので、家族と予定を合わせづらいこと。
といったところで今日は終わりです。