消防士になりたい。[試験内容はどんなもの?]

こんにちは、しまじろうです。

今日は、消防士の試験内容がどんなものかお伝えします。

 

一次試験で筆記試験、二次試験で面接や論文、体力試験ということは前回お伝えしましたね。

 

では、一次試験の筆記はどんな内容が出るのでしょうか?

 

採用試験では大きく分けて

1類(大卒程度) 

2類(短大卒程度) 

3類(高校卒程度)と別れています。

(各自治体によりなので、1種類のみのところもあります。)

採用試験の受験資格・年齢制限は自治体によって異なるため東京消防庁を例に紹介していきます。

◆年齢制限

Ⅰ類:22歳以上30歳未満、または21歳以下の大学卒業者(卒業見込も可)

Ⅱ類:20歳以上30歳未満

Ⅲ類:18歳以上30歳未満

専門系:Ⅰ類と同様

 

◆身体的受験資格

身長:160cm以上

体重:50kg以上

握力:40kg以上

胸囲:身長のおよそ半分以上

聴力:正常

肺活量:3000cc以上

視力:裸眼視力0.3以上かつ色覚が正常

 

教養試験の一つである「一般知能科目」について解説します。

一般知能科目は、

1.資料の読み取り問題や数的パズルといった「数的処理」、

2.-古文の読解力や現代文などによる「文章理解」の問題となります。

 

数的処理の問題は、出題数が多い傾向にあるため、過去問による繰り返し練習や解法パターンの分析、時間配分などの対策が重要です。

 

文章理解の問題は、古文、英文、現代文から構成されています。日頃から小説や新聞を読むなど、文章に触れる機会を増やすことが有効な対策といえるでしょう。

 

次に「一般知識科目」について解説します。一般知識科目では、社会科学、人文科学、自然科学、時事などを中心とした構成です。

 

経済や法律、政治などで構成された「社会科学」は、出題数が多い分野のため、網羅的な対策と並行し、頻出するテーマに焦点を当てた学習が効果的といえるでしょう。

 

「人文科学」では、日本史をはじめ、世界史、地理、文学芸術など、文系科目を中心とした構成になっています。出題数は少ない傾向ですが、頻出問題を分析し、効率な勉強法を心がけましょう。

 

理系科目中心で構成された「自然科学」は、数学や化学、物理、生物、地学などについて出題されます。基礎を丁寧に学習し、苦手科目を克服するのが有効な対策です。

 

こうしてみると、特殊な試験というわけではありません。

今まで高校や大学などで学んてきた内容を浅く広く出題するといった感じです。

 

そのため、過去3〜5年分の試験問題を少しずつこなしていきましょう。